文系なのに特殊相対性理論を学ぶ
私は、早稲田大学政治経済学部では経済学を専攻しましたが、大学1年生の教養課程で、あの名物教授、火の玉博士の大槻教授に特殊相対性理論の講義で1年間お世話になりました。
驚いたことに、大槻教授は実に話し方が上手でした。
一般的に理系の研究者に多くみられるような、口下手で朴訥とした必要最低限のことしか話さないタイプではなく、聞き手の興味をそそり、ウィットに富み、深遠な科学の世界に導く水先案内人でありました。
早稲田大学には数学で受験
私は、早稲田大学政治経済学部を数学で受験しましたが、理系脳を持った文系学生でした。
私とは対照的に、火の玉博士の大槻教授は文系脳を持った物理学者でした。
学生諸君にお伝えしたいのですが、出来れば、文系脳と理系脳の両方を備えていることが肝要なのです。
学問の健全な姿とは、文系と理系のバランスが取れた総合的学習
あのアインシュタインも物理学者であると同時に立派な哲学者でしたが、ギリシャ時代の昔から科学と哲学は切り離せない関係にありました。
哲学と言えば立派な文系学問ですが、アリストテレスに始まる形而上学は、哲学の他、心理学、宇宙論、神学に広く関わる学問であり、其々が宇宙の根源を探求するアプローチの一つとなっています。
学問、教育の本来の健全な姿とは、高い次元で「具体的思考」と「抽象的思考」のバランスが取れることです。このことを高校受験に当てはめると、高い次元で「具体的思考の文系学問」と「抽象的思考の理系学問」をバランス良く学習するということになります。
稲門個別アカデミーでは、入塾の際に高いレベルの言語能力を要求します。そのうえで、入塾後は、Z会のハイレベルな数学テキスト、英語テキスト、国語テキストで徹底的に指導し、目標となる志望校を生徒と一緒に目指すとともに、将来のリーダー足り得るバランス感覚の優れた優秀な「人財」の育成に日々努めています。
教育理念と人財育成
稲門個別アカデミーが考える教育理念とは、文科系とか理科系の枠の中に納まるような狭義の学問ではなく、高い次元でバランスのとれた人財育成を指すものです。
私は、いつも、「人材」ではなく「人財」という字を使うことにしています。
人は駒ではないのです。
命は宝です。
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