志望高校の選択 公立か私立か

あなたの第一志望は、公立ですか、私立ですか。

志望校決定の検討要因について考えてみましょう。

公立高校を第一志望にする場合、一般的な検討要因は次の3点です。

1.客観的な物差しで候補を選択する
模擬試験を受けるなどして、学力に見合った高校を候補に挙げます。
その中から、自宅から通える範囲の高校に絞ります。

2.主観的な物差しで候補を選択する
候補に残った高校の見学会や説明会に参加し、感触を掴みます。
高校へ入学して学習したい環境や参加したい活動、クラブ、サークルがあるでしょうか。
ここの印象はとても大事です。『フィーリング』を大事にしましょう。
それが、『縁』というものです。

3.受験日程や経済的条件で受験校を決定する
受験日程や受験料の総額、入学後の学費などを勘案し最終的に受験校を決定します。

私立高校を第一志望にすることを考えている場合には、
上の3つの検討要因に加えて、次の事柄を考慮する必要があります。

高校受験の場合は、公立に合格したら入学しなければなりません。
ですから、一般的には私立高校を第一志望にする場合の理由は次の3つです。

◇難関私立大学の付属高校
大学から入学してきた生徒に馬鹿にされることの多い内部進学生ですが、
これも立派な選択肢です。頑張って、難関私立高突破を狙ってください。

◇受けられるレベルの公立高校が無い
学力相応の公立高校が無い場合は、私立高校を単願で受験することになるでしょう。
高校の説明会などで、個別面談を申し込んで相談してみましょう。

◇内申点が足りない
確かに公立高校を受験する際には不利ですが、
アベノミクスで景気が良くなれば、当然公立高校の人気は多少低下します。
公立高校が自校のレベルを維持するためには、『受験に強い生徒』を入学させて、
大学合格実績を積んで行く必要があります。
現在の公立高校は、内申点よりも当日の試験結果を重視する傾向にあります。
ただ内申点が低いと言うだけでは、私立高校を第一志望にする必要がなくなってきています。

高校受験の志望校選びのポイントは、概ね以上です。

さあ、ここまで来たら受験校が絞れてきましたね。
そこで、最後の質問です。 「第一志望は、本気で行きたい高校ですか。」

ここで、答えが「Yes」ならば、そのまま突っ走ってください。

「No」だったならば、1~3の検討要因を考慮するうえで『自分の心にウソをついて』います。
もう一度、自分自身と向き合って、正しい方向性を導き出しましょう。

実際には、個々の生徒に合わせた細かな『受験戦略』が必要になりますが、生徒の気質や学習習慣などを加味して判断することになります。

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