埼玉県の私立高校受験では『優遇推薦』が重要な意味を持つ
埼玉県の私立高校を受験する生徒たちは、中学3年生の2学期に私立高校の個別面談を受けます。
中学3年生の1学期の成績表と北辰テストの成績表を持参して、その私立高校を受験できるかどうか、または、どのコースであれば受験できるかを事前に相談します。
ここで、各私立高校が定めた推薦基準に達していれば、『推薦入試』を受験することができます。基準に達していなければ、『推薦入試』を受験することはできません。
『推薦入試』を受験できない場合、『一般入試』日程を設けている高校であれば受験できますが、そうでなければ、その私立高校は受験することができません。
また、『一般受験』は、基準に達していない生徒が受験するわけですから、受かる可能性は少ないと考えた方が良いでしょう。
『優遇推薦』があれば安心か
ただ、逆に、『推薦入試』であれば絶対に合格するのかと言えば、少し違います。
あるコースを受験して、入試当日の点数が足りなければ、下のコースに落とされたり、不合格となることもあるでしょう。
私立高校にとっては、大学の合格実績は生徒募集の際の大きな要素になっています。
ですから、中学3年生の2学期に『優遇推薦』を貰って、『推薦入試』だから絶対に合格すると思い込んでその後の受験勉強をしないような生徒には入学してほしくないのです。
この『優遇推薦』については、お母様方のあいだで『確約』と言われていますが、そんなものは有りません。
「絶対に合格する!」なんてことは、受験関係者であれば口にしません。
「この調子で受験勉強をシッカリして、順当にいけば合格する。」という表現が正しいと思います。
また、『優遇推薦』についても、『校長推薦』、『自己推薦』、『特待生推薦』などの基準があり、『自己推薦』の場合は『校長推薦』に比べて効力が弱いと考えてください。
受験勉強にはシッカリ取り組んでください
時々、「確約を貰ったので塾をやめます。」と言ってくるお母さんがいますが、そういう場合は引き止めません。
それは、そのような話が出た段階では、既に生徒自身の学習意欲が喪失しているからです。
稲門個別アカデミーは、受験指導に力を入れている個別指導塾です。当然、『推薦入試』についての考え方についてはキチンと説明していますので、他の生徒たちを大きく差を付けられた状態で高校を受験して、満足のいく結果になる可能性が極めて低いということは容易に想像できます。
まれに、12月頃になって再入会の申し出がある場合がありますが、『時すでに遅し。』で打つ手がありません。また、当塾では再入会は認めていません。失った時間は取り戻せないからです。
『確約』なんて、ありません
受験生諸君に告ぐ、『確約』などというものは存在しないのです。
進学校と言われる私立高校は、大学に合格してくれる生徒を必要としています。
また、生徒本人にとっても、『確約』などというものは良い結果を生みません。
保護者の皆さん。『確約』なんて、ありません。
ハイレベル個別指導学習塾の稲門個別アカデミーでは、無料体験授業を随時受付けています。